ハードウェアRAIDカード「RocketRAID 3120」
メインのPCはデータ保護のためRAID1アレイを組んでます。ソフトRAIDからハードウェアRAIDに変えると多分以下の効能があります。
・CPU負荷が減る ・キャッシュメモリによりアクセス自体が高速化する ・マザーボードの交換でRAIDを組みなおす必要がない。
そんなわけで、サーバでも使える完全ハードウェアRAIDカード「RocketRAID 3120」を導入してみた。
こんなカードです。(http://www.raid-card.com/ より転載)
・オンボードI/OプロセッサMarvell 5182 IOP搭載の完全ハードウェアRAIDカード ・128MB DDRⅡメモリ搭載 ・2ポートSATAⅡチャンネルで2台のSATAⅡ HDDをサポート ・PCI-Express x1(x4、x8、x16スロット対応) ・PM(ポートマルチプライヤ)対応で10台のHDD接続可能
感触はこんな感じです。
(ソフトRAIDの時、読み込み65MB/s位、書き込み55MB/s位だった前提です)
・CPU負荷については体感できるほど差がないが、アクセス中に一瞬マウスが ひっかかる感触はほぼ無くなった。 ・読み込み速度は100MB/sオーバー。素の2倍位になっている。 ・ライトスルー設定の場合、書き込み速度はソフトRAIDに劣る。 ・ライトバック設定の場合、書き込み速度が改善され、ソフトRAIDと同等かそれ以上になる。 → 今回購入のRAIDカードはバッテリーバックアップがないので、リスク有。 でも、ライトバック設定時のパフォーマンス増加が魅力的。 PCにはUPSつけてるし、NTFSのジャーナル機能に期待して ライトバックにしようか真剣に迷ってる。が、今のところライトスルー(小心者)。
【ディスク】
SAMSUNG HD103UI-S1PGJ1CQ907645 1.00 TB WDC WD10EACS-00D6B0-WD-WCAU40397809 1.00 TB
→ 同じようなロット・同じメーカーだと、故障も同じような時期に出てしまう気がして、メーカを分けてみた。問題なくRAIDアレイは組めてます。
【ベンチマーク(ライトスルー)】
[ HDD ] 12280 Read : 116.26 MB/s ( 4325) Write : 38.90 MB/s ( 1556) RandomRead512K : 60.06 MB/s ( 2402) RandomWrite512K : 39.20 MB/s ( 1568) RandomRead 64K : 39.34 MB/s ( 1573) RandomWrite 64K : 21.40 MB/s ( 856)
【ベンチマーク(ライトバック)】
[ HDD ] 15335 Read : 119.40 MB/s ( 4388) Write : 69.67 MB/s ( 2786) RandomRead512K : 62.00 MB/s ( 2480) RandomWrite512K : 67.12 MB/s ( 2684) RandomRead 64K : 40.19 MB/s ( 1607) RandomWrite 64K : 34.75 MB/s ( 1390)