Xenを使う(準仮想化)-DomUの作成(CentOS5.1-x64)

完全仮想化が実現できたところで、準仮想化の方を試してみる。

手順

  1. LVMでdomUパーティションを作成する。
  2. VirtualMachineマネージャでdomUを新規作成。
  3. 起動&インストール。
  4. インストール後の調整など(VNCなど)

手順はほぼ完全仮想化と同じ。

手順の中でやったこと。

1.LVMでdomUパーティションを作成する。

論理ボリューム管理で新しくボリュームを切り出す。

↓こんな感じになりました。

別にけちけちしているわけではない。十分だからだ。

2.VirtualMachineマネージャでdomUを新規作成。

マネージャを使ってdomUを新規作成する。方法は下記参照。
http://www.linuxmania.jp/xen_centos5.1.html#para_virt

3.起動&インストール。

仮想マシンコンソールを起動して、インストールを実施。
ネットワークインストールを行うのだが、成功したパターンを。

  1. domUの作成時、インストール元にCentOSミラーサイトを指定する。
  2. インストール実施。

これで成功。

  • はまったトコロ ・・・ 同じ轍を踏むことが無い様にまとめて置く。
    • DVDをWindowsにセットし、IISでhttp配布サーバを準備してインストール
      • ディレクトリ一覧の表示を許可しないと動かない。IISだとインストーラのURL指定の解釈が違うのか、インストールの実行まで行きませんでした。ログを見ると、ディレクトリ指定が//で始まっていたところが、404になっているので、これが原因か?
    • DVDをWindowsにセットし、Apacheでhttp配布サーバを準備してインストール
      • ディレクトリ一覧の表示を許可しないと動かない(Option Indexes)。インストールまでは起動できるが、リポジトリの読み込みの所で、Exception エラーが発生して再起動してしまう。ログを見ると、今度はリポジトリの読み込み自体は成功しているものの、ディレクトリ構成が何処か違うらしく、エラーになっているようだった。(どうも、/./repodata/comps.xml辺りが怪しい)

そんなわけで。原因がよくわからないので、深追いはせずに、おとなしくミラーサイトからダウンロードする事にしました。

4.インストール後の調整など。

完全仮想化のときに設定した、VNCの設定が準仮想化の今回は使えず、書くところが替わっている模様。

  • 書き換えるべきコンフィグの場所は下記のとおり(※要ルート権限)

/etc/xen/domUマシン名

  • 書き換えの場所

VNCの項目を設定する場所は、VFB(仮想フレームバッファ)のパラメータの中。

vfb = [ "type=vnc,vncdisplay=12,vnclisten=192.168.0.10,vncpasswd=VNCのパスワード,keymap=ja" ]

  • パラメータの意味は完全仮想化と同じだが、違うところも。
    • vncdisplayの指定がある場合は、vncunusedが必要ないようです。逆にvncunusedが書いてあると無条件に空きディスプレイ番号を探し始める。どれが正しい挙動なんだ。。。
    • パラメータの値を、「"」や「'」で区切るとdomUの起動に失敗します。直に書く必要があるようです。
    • USBのパラメータが指定できず、VNC経由でのマウスのずれ修正が出来ない。(知っている人情報求む)

【3/23追記】

    • 準仮想化の場合、そもそもUSBデバイスが検出されていないようだ。未対応なのかも。